同競技で日本が銅賞以上のメダル獲得は、2011年ロンドン大会以来の快挙
2024年9月に第47回技能五輪国際大会がフランスのリヨンにて開催されました。貴金属装身具職種(ジュエリー製作の競技)に福島 大志(ふくしま たいし)選手(学校法人水野学園 専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ)が出場し、銅メダルを獲得しました。同競技で日本が銅賞以上のメダルを獲得するのは2011年のロンドン大会以来。一般社団法人日本ジュエリー協会(JJA)は、選手強化に協力しています。
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大会について
2年に一度開催される、技能のオリンピックといわれる国際大会。開催年に原則22歳以下の年齢制限があり、技能五輪全国大会で優秀な成績をおさめた選手が日本代表として派遣される。今大会は日本を含む60の国と地域が参加し、59職種の競技が行われた。日本からは47の競技に55人の選手が参加。
概要(貴金属装身具職種)
1. 主 催 ワールドスキルズインターナショナル(WorldSkills International)
https://worldskills.org2. 開催日 2024年9月10日(火)~15日(日) (競技 11日(水)~14日(土))
3. 競技会場 Eurexpo Lyon
4. 参加選手 16名(アルメニア・オーストラリア・ブラジル・中国・台湾・コロンビア・フランス・香港・インド・イラン・日本・韓国・ノルウェー・ポルトガル・スウェーデン・スイス)
5. 日本代表 福島 大志 (学校法人水野学園 専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ)
6.エキスパート 安田 亮(DARI jewellery design)
7.成績 金:中国 銀:韓国 銅:日本
敢闘賞:フランス、台湾、インド、イラン、オーストラリア
福島選手の作品
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8. 競技
支給されたK18地金を使い、競技課題(図面)にしたがって4日間22時間で作品を製作します。指定寸法に則り材料の切り出し、やすり掛け、ろう付、表面の仕上げを全て手作業で行います。どれだけ正確に、美しく丁寧に仕上げられているか厳正に採点されます。
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競技エリア外側に大勢の見学者が集まる
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競技中の福島選手
9 . ( 一社 ) 日本ジュエリー協会の協力
中央職業能力開発協会の依頼を受けてクラフトマンや学校、企業関係者からなる分科会を組織し、訓練計画を策定。地金の手配や研修受講など選手の実力を強化するため“TEAM JAPAN”としてサポートを行っています。
10.今後の技能五輪国際大会/日本開催が決定
ワールドスキルズインターナショナル総会での投票により、2028年に日本・愛知県での開催が決定しました。日本開催は1970年(東京)、1985年(大阪)、2007年(静岡)に続き4回目となります。4年後の開催に向けて大会が注目されています。
●開催予定
第48回大会 2026年9月22日(火)~27日(日)中国(上海)にて開催予定
第49回大会 2028年に日本(愛知)での開催が決定
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ジュエリー職種の参加者 後列左より安田エキスパート、福島選手