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フィッチ・レーティングス、モルドバの経済と金融の回復力を鑑み、同国に「B+」の格付けと安定見通しを与える
2024.10.07  10:05

キシナウ(モルドバ), 2024年10月6日 /PRNewswire/ -- Fitch Ratings(フィッチ・レーティングス)が、モルドバ共和国に長期外貨建て発行体デフォルト格付け(IDR)「B+」を付与し、見通しは安定的としました。この格付けは、慎重な財政政策、信頼できるインフレ目標設定の枠組み、柔軟な為替レート制度を通じて、マクロ経済と金融の安定を維持するという同国の着実な取り組みを明確に示しています。これらの要素は、回復力のある銀行部門と相まって、モルドバが過去の課題を克服し、より安定した金融環境を構築する上で進歩していることを示しています。

この格付けを支える重要な要素の1つが、モルドバの銀行部門の回復力です。過去10年間、モルドバは規制基準を包括的に見直してきました。現在、同国の銀行分野は十分な資本と高い収益性を有し、不良債権も低い水準にあります。こうした改善により、同国の金融システムが強化され、経済的圧力に耐える能力に対する信頼が高まりました。

モルドバ共和国のVictoria Belous財務大臣は、この格付けがモルドバの財政状況の強化に重要な役割を果たすと強調しました。 

「安定見通しを伴うB+の格付けは、金融の安定性を維持し、公的債務を慎重に管理する私たちの努力を反映しています。これは投資家に強いシグナルを送り、私たちの政策の有効性を裏付けるものです。この格付けは、新たな資金調達の機会を生み、モルドバの国際市場への展開を支えてくれます。」

同財務大臣の声明は、政府が責任ある財政運営に重点を置いていること、そしてこの格付けがモルドバの国際投資家誘致の企図と一致していることを明らかに示しています。

フィッチの格付けがモルドバの世界的な投資魅力に与えた好影響について、モルドバ共和国の経済発展・デジタル化大臣Dumitru Alaiba氏も次のようにコメントしています。 

「長年にわたり、私たちは自国の格付けを上げようと努めてきました。フィッチ・レーティングスのレポートは、金融市場と機関投資家にとって重要な指標です。格付けが高いほど、その国の魅力と安定性も増し、資金調達コストが低くなります。我々は、自分たちでできる改革にはすべて着手するつもりです。過去3年間にわたるモルドバの努力が目に見える成果をもたらしていることをうれしく思います。私たちは、今後も努力を続けていきます。」

モルドバのB+格付けは、その安定的な見通しと相まって、同国の経済改革と財政規律への取り組みを裏付けるものです。慎重な財政政策と強固な規制環境を維持することにより、モルドバは、新たな資金調達の機会を活かせる絶好の立ち位置を手に入れています。そのため、同国が国際市場での存在感を拡大し、投資家の信頼を強化し続ける上で、今回の格付けは1つの節目となります。

 

 

(日本語リリース:クライアント提供)PR Newswire Asia Ltd.

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410067672-O1-1E5P9gdc

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