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AsiaNet 200421 (1203)
【常州(中国)2024年10月1日新華社=共同通信JBN】2024 New Energy Industry Development Conference & Invest in Changzhou Conference(2024年新エネルギー産業発展会議・常州投資会議)が9月26日に開幕し、学者、専門家、国内外の企業代表、金融機関が集まり、協力と発展について議論しました。
合計で42件のプロジェクトが調印されました。その投資総額は397億元で、うち9件の外資プロジェクトは11億6000万ドル相当に上りました。10社の省金融機関も融資契約に調印し、その融資総額は1200億元に達しました。
▽新たなアイデンティティー:中国の新エネルギーの首都に向けて前進
工業情報省は、杭州の「中国のビジョンバレー(China's Vision Valley)」や寧波の「磁気イノベーションの首都(Capital of Magnetic Innovation)」といった業界アイデンティティーのイニシアチブを導入しました。中国の「新エネルギーの首都(Capital of New Energy)」と命名された常州は発電、蓄電、送電、応用、ネットワーキングを網羅する包括的な産業エコシステムを開発しました。新エネルギーの強力な基盤を持つ常州は、製造業付加価値で江蘇省を牽引し、インテリジェント製造設備と新炭素材料の2つの国家レベル産業クラスターを形成し、5つのクラスターは1兆元の規模を超えています。
常州は、3つの時間データを通じて「新エネルギーの首都」としての成果を披露しています。10億元のCATL Jiangsu(CATL江蘇)プロジェクトは、契約の調印から生産までに要した時間は僅か363日でした。いまや1兆元企業となったLi Autoは、3ページのスタートアップピッチから6年以内で1238億元を超える収益を上げるまでに変容しました。さらに、常州の新エネルギー自動車産業は、4年間で小規模生産から共同作業による大規模モデルへと発展し、自動車生産台数は2021年の11万2000台から2023年には67万8000台に増加し、今年は80万台を超えると予測されています。
▽新プロジェクト:常州での大規模投資
常州は、中国の新エネルギー産業の集中度に関する2024年Hurun Reportで3位にランクインし、3年連続で最も高い投資意欲を示しました。現地の新エネルギー企業4社がユニコーンの地位を獲得し、最新のHurun Global 500のリストに掲載されているCATL、BYD、Li Autoを含む5社が常州に投資することを選びました。
常州の魅力的なビジネス環境により、ルクセンブルクのArcelorMittal、Li Autoの部品拠点、香港のBayer Medical Equipmentなどの重要プロジェクトが常州で事業を展開しています。2020年以降、常州は総額105億9000万ドルの外国投資を引き付けています。
今回の会議では、常州の姉妹都市である韓国・南楊州市のJu Gwang-deok市長が新エネルギー分野での協力強化を強調しました。外国投資に顕著な貢献をした企業30社が表彰されました。また、常州に住んで働く外国人を支援するため、多言語の手引きである「Service Guide for Foreigners in Changzhou(常州における外国人のためのサービスガイド)」が開始されました。
▽新しい道筋:前進する未来産業
グリーン、低炭素、デジタル化、そして持続可能な開発が現在の主流テーマです。常州は、第2回Energy Electronics Industry Innovation Competition(エネルギーエレクトロニクス産業革新コンテスト)の開始や、同市の工業化を促進するための戦略的協力契約の締結など、さまざまな戦略的コラボレーション、革新的プラットフォーム、全国イベントを開催します。さらに、Jiangsu Province Advanced Power and Energy Storage Battery Technology Innovation Center(江蘇省先進電力・蓄電池技術革新センター)も発足しました。
常州は未来産業への投資を誘致するため、江蘇省で最大となる総額50億元の新エネルギーマザーファンドを創設しました。また、このイベントでは20億元のYangtze River Delta Hard Technology Scientists Fund(長江デルタハードテクノロジー科学者ファンド)や16億8000万元のYuanzheng Venture Capital Fund(Yuanzhengベンチャーキャピタルファンド)など、総額63億500万元に上る複数のファンドプロジェクトも調印されました。
常州は「車両、エネルギー、道路、クラウド」の統合を進めており、ニアゼロカーボンの企業団地やインテリジェント・マイクログリッド・プロジェクトに向けたパイロットプログラムを導入しています。常州は仮想発電所やロードアグリゲーターなどの新しいビジネスモデルの開発を促進し、国家カーボンピーク・パイロット都市になることを目指しています。
常州の新エネルギー分野は将来に向けて拡大する準備が整っており、合成生物学、低空経済、スマートコネクテッド新エネルギー車、固体電池、水素エネルギー、第3世代半導体、人工知能、ロボット工学、産業用マザーマシンなどの重要分野で投資機会が生まれています。
ソース:The Organizing Committee of 2024 New Energy Industry Development Conference & Invest in Changzhou Conference