源氏物語 紫式部から松本清張 瀬戸内寂聴まで、美しく幻想的な展示と人形を遣い舞う特別イベントを開催
9月10日
「人形師 ホリ・ヒロシ展 文豪の人形たち」北鎌倉古民家ミュージアム
人形師ホリ・ヒロシ展「文豪の人形たち」 北鎌倉古民家ミュージアムにて開催 2024年9月14日〜2025年1月19日 妖しいまでに美しい幻想的な人形の世界と人形を遣い・舞う、ホリ作品の醍醐味が堪能できる大展覧会 Doll Creator Puppeteer Hori Hiroshi Exhibition〜 From the world of great novelists 〜 A mysteriously beautiful world of fantastic dolls
人形作家・人形舞創始者 ホリ・ヒロシは、9月14日(金)より2025年1月19日まで、神奈川県鎌倉市 北鎌倉古民家ミュージアムにて「人形師 ホリ・ヒロシ展〜文豪の人形たち〜」と題し展覧会を行います。
この展覧会には、人形作家生活48年の作品より100体を越える作品と45周年を記念し制作した九谷焼人形15種類が展示されます。(販売作品は九谷焼人形)。前期9月14日〜11月4日は、源氏物語(紫式部) 三島由紀夫 江戸川乱歩 松本清張 坂口安吾の文芸作品より、後期11月8日〜1月19日には、谷崎潤一郎 泉鏡花 瀬戸内寂聴 宮尾登美子の小説に登場する主人公の人形たちが、その場面の情景とともに展示されます。
前期の見どころの一つに、ホリのライフワークでもある源氏物語の人形たちが展示されます。その衣装や平安貴族の美の象徴とされた長い黒髪のお垂髪の後ろ姿は、他の人形作家の表現にはない美しい造形美です。源氏物語の人形は、小さな置き人形から、身長170cmの等身大人形まで、源氏物語のいくつかの場面の展示があり、特に等身大人形の「夕顔」をホリ自身が遣い舞う特別イベント“人形舞とギャラリートーク”は、ホリ作品の真骨頂です。特別イベントは、毎月異なる人形演目で、会期中全12回行います。(下記ご参照ください)
幼い頃より、人形を作り始め日本舞踊の名取であった祖母の傍らで美しい和装束の姿や所作に親しんでいたホリは、その独特な美
意識が人形制作に反映されたかのように人形を創作します。10代で創作人形公募展にて「楊貴妃」が入選。翌年「福助猿」が日本創作人形協会で最優秀賞など数々の賞を受賞し、本格的に独自の人形作家の道を進みます。
人形師 ホリ・ヒロシの作品は高さ5cmから170cmまでの人形があり、妖艶で優しい独特な世界観で、独自の創作活動を続けます。多くの賞を受賞したのち1981年に、吾妻徳穂の直弟子で、吾妻流名取でもあったホリは、人形の表現を広げたいと身長170cmの等身大の人形を作り、遣い・舞う舞台「白蛇幻想」を初演、発表します。
幼い頃、”チロリン村とくるみの木”“ひょっこりひょうたん島”の熱心な視聴者であったホリ・ヒロシは、人形劇団の団長になるという未来の夢を公言し、20代にはその美しい人形を制作し、自らが遣い自らと舞う舞台芸術を創作します。ホリ一人で人形を遣うその独特な舞台は、初めは”一人文楽”と言われ、後に”人形舞”と言われる様になり、1991年には、”日本の伝統美に現代感覚を取り入れ、独自の芸術分野を切り開いた”として、東京都民文化栄誉賞を最年少(31歳)で受賞するに至りました。
一人で身長170cmの等身大の人形を遣い舞うホリの舞台芸術は、複数人で1体の人形を遣う浄瑠璃や文楽の舞台では表現することのない女性の後ろ姿が最大限に表現され、ホリ人形の造形美と人形を遣う=“舞う”という表現の頂点があると言われます。
人形師ホリ・ヒロシならではのこの“人形舞”は、この展覧会の会期中に特別イベント“人形舞とギャラリートーク”で、月毎に人形と演目を替え合計12回行われ、ホリ人形の世界すべてがわかる展覧会です。
また、本年、奈良県 法相宗大本山 薬師寺の玄奘三蔵会大祭にて、三蔵法師の遺徳と顕彰を讃え「玄奘三蔵法師求法の旅」の人形と人形舞を献納致しました。その人形舞に遣われた“玄奘三蔵”と“観世音菩薩”の人形も薬師寺奉納記念として展示致します。
人形師 ホリ・ヒロシの世界の全てがわかるこの大型展覧会は、100年を越す板倉や料亭の古民家全3棟を移築、合体、再生されたという神奈川県鎌倉市の北鎌倉古民家ミュージアム (館長 長谷川幹晃)全館にて開催されます。
この趣ある建物全館に100体を越える和装、洋装の文豪の主人公たちが集まり、また、館内の調度品と共に時代を経た貴重な江戸裂の衣装や簪など、ホリの審美眼でスタイリングし着付けられる人形の衣装や小道具も展示され、ご鑑賞いただけます。
衣装デザイナーとしても活躍するホリの作品からは、松本清張原作「黒革の手帖」の舞台衣装(米倉涼子主演、着用)を着付けた、その主人公“原口元子”の人形を新作しこの展覧会にてお披露目致します。
以上
このリリースとホリ・ヒロシに関すお問い合わせは 下記までお願い致します。 お問い合わせ先:ホリ・ヒロシ事務所c/o O&O Inc. ホリ・ヒロシ 担当 太田景子
ohta@oando.co.jp オフィシャルサイト:www. horihiroshi.jp
-- 記 --
■展覧会概要
タイトル: 人形師 ホリ・ヒロシ展「〜文豪の人形たち〜」 妖しいまでに美しい幻想的人形の世界
Doll Creator Puppeteer Hori Hiroshi Exhibition 〜 From the world of great novelists 〜
A mysteriously beautiful world of fantastic dolls
会 場: 北鎌倉古民家ミュージアム 館長 長谷川幹晃 神奈川県鎌倉市山ノ内392-1
会 期: 2024年9月14日(土)〜2025年1月19日(日)
休館日 11月5日(火)〜7日(木)展示替えの為 12月31日2025年1月1日
■展覧会 チラシ/ポスター
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202409106152-O1-XGS1i433】 【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202409106152-O2-G941c1aE】
■人形師 ホリ・ヒロシ展 展示作品:
前期9月14日(土)〜11月4日(月振替休日):源氏物語(紫式部)三島由紀夫 江戸川乱歩 松本清張 坂口安吾
後期11月8日(金)〜2025年1月19日(日):谷崎潤一郎 泉鏡花 瀬戸内寂聴 宮尾登美子 の小説より、
■特別イベント:人形舞とギャリートーク
人形に魂が宿ったかのように動き舞う“人形舞”や、ホリ人形に満載されている見どころ解説など、「人形師 ホリ・ヒロシ」の世界の全てがわかる貴重なイベントです。
9月14日(土)15日(日)16日(月) 紫式部 源氏物語より「夕顔」
10月14日(月)19日(土)20日(日)江戸川乱歩 人でなしの恋より「焔」
11月2日(土)3日(日祝) 三島由紀夫 鹿鳴館 より影山朝子「ヴォカリーズ」
11月23日(土祝)24日(日) 泉鏡花 天守物語より 「八千代獅子」
2025年」1月18日(月祝)18日(土) 谷崎潤一郎 細雪 より「花の段」
全回無料です。ミュージアム入場料(600円)は入り口にてお支払いください。
■ワークショップ:「ホリ・ヒロシ人形創作一日学校」
“干支のお染人形” をほり・ヒロシが指導し完成させます。
11月4日(月 振替休日)2025年1月19日(日) 11:30〜16:30
参加費16,500円(材料代 消費税込) 各回定員10名 初心者から上級者まで参加可能です。
■北鎌倉古民家ミュージアム 館長 長谷川幹晃
福井県と横浜市磯子区から古民家と板倉、古い料亭の計3棟を移築、合体と再生に10年を費やした趣ある建物全館にて、100体を超えるホリ人形が展示されます。
■プロフィール:ホリ・ヒロシ 人形作家 人形師 人形舞創始者 衣装デザイナー
1958年1月1日 神奈川県生まれ 幼い頃から人形を作り始め、青山学院在学中に「楊貴妃」が創作人形公
募展に入選。
翌年「福助猿」が日本創作人形協会で優秀賞を受賞、本格的に人形作家の道に入る。
等身大の人形を制作し、自らが遣い自らも舞う一人文楽「人形舞」の創始者でもある。この舞台芸術「人形舞」
により、
1991年東京都民文化栄誉賞を最年少で受賞。吾妻流名取。
シドニー国際ビエンナーレ招聘の他、海外15ヵ国50都市での人形舞公演と人形、デザインした衣装の展示
を行う。
1987年着物文化賞受賞。舞台や映画の衣装を手掛け、着物デザイナーとしても活躍。
1991年には、日本の伝統美に現代感覚を取り入れ、独自の芸術分野を切り開いたとして、東京都民文化栄誉賞を
受賞した。
ライフワークの源氏物語の人形作品や人形舞は、比叡山延暦寺根本中堂や国宝彦根城などで演じられ、
後に篠田正浩監督により映像化され、2002年より京都の「宇治市源氏物語ミュージアム」にて常時上映
されている。
ホリ・ヒロシは、これまでに等身大の人形を200体以上制作している。
近年は、最先端の映像技術を用いた人形舞の演目や、デジタルアートの分野でも創作を始めている。
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【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202409106152-O3-i3RWZo5W】 ホリ・ヒロシと等身大の人形
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https://kyodonewsprwire.jp/img/202409106152-O5-3q7XLQh6】 舞台公演で等身大の人形「鳳凰」を遣うホリ・ヒロシ
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202409106152-O4-fAOB731U】 人形:170cm 23kg
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202409106152-O6-8o2R838z】 置き人形「愛子 雛祭りの夜」
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202409106152-O4-fAOB731U】 人形:60cm H 手に持つお雛様10cm H
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202409106152-O7-rgK17P36】 作家生活45周年記念九谷焼人形「歌舞伎の世界から」
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202409106152-O4-fAOB731U】 人形:各20cm
以上