海外リリース
中国北部県の猫砂は、猫の生活の質向上を確かなものに
2024.09.03 17:00
AsiaNet 0200353 (1161)
【フフホト(中国)2024年9月3日新華社=共同通信JBN】近年、猫の飼育が世界の多くの人々の選択肢になっています。これらの子猫たちが健康的な生活環境で過ごすことがますます優先されています。ある中国北部の県の企業は、顧客の需要に応えるため、猫砂製品というニッチ市場で継続的な前進を続けています。
研究室では、Wang Xiaoli氏が同僚と共に、ベントナイトを利用して低塵の鉱物製品・軽量製品を開発しています。作業場では、鉱物をグリーン生産ラインに投入し、一連の自動製造プロセスを通じて、キビほどの小さな猫砂を大量に生産することが可能です。
こうした場面から、中国北部の内モンゴル自治区寧城県に拠点を置く猫砂生産会社、Chifeng Menghong New Materials Co., Ltd.の研究と生産の様子を垣間見ることができます。
同社の技術者であるWang氏は「猫が粉塵の少ない環境で健康に暮らせるよう、ベントナイト砂の凝集性と臭気吸収機能を高める新技術と機能性素材を導入しました」と述べました。
地方当局によると、寧城県の年間猫砂生産量は150万トンで、2023年には約1100人が猫砂産業に従事し、生産額は9億元(約1億2600万米ドル)、税収は7000万元でした。
過去 20 年間、寧城の猫砂業界は急速かつ革新的な発展を遂げてきました。
Ningcheng County Chongai Pet Products Co., Ltd.のゼネラルマネジャーZhang Yongsheng氏によると、同社は化学肥料を製造していましたが、2002年、日本の顧客が寧城産のベントナイトを猫砂の生産に利用しようと元工場長に連絡を取りました。この実験は成功し、県初の猫砂生産ラインの設置につながりました。
Zhang氏は「当地のベントナイトは高品質であるため、事業は好調です。しっかりと固まり、すくったり掃除したりするのが簡単です。以来、私たちはより多くの猫砂製品の研究と開発に努めてきました」と述べました。
現在、同氏の研究室には猫砂に付けられたフルーツの香りが充満し、多くの製品が日本、韓国などの国や地域に輸出されています。
現在、県内には32の猫砂会社があります。これらの企業は積極的に研究に取り組んでおり、販売チャネルの拡大、製造品質の向上、国際規格への準拠などに努めています。
寧城県長のZhang Haixuan氏は「これらの企業は、異なるさまざまな種類や香りのオーダーメードの猫砂を製造することができます。当県で製造された猫砂を含むベントナイト製品は、フィンランド、ロシア、マレーシアなど106カ国に輸出されています」と語りました。
北京科技大学材料科学工学部のDong Wenjun教授は「寧城で生産される猫砂は、軽量化、水分解性、多様な香りなどの特徴を備え、より付加価値の高い製品に変わりつつあります」と述べました。
業界レポートによると、中国都市部のペット(犬と猫)消費市場は、2023年には前年比3.2%増の2793億元に成長しました。猫の市場規模と飼育頭数は、それぞれ6%と6.8%増加しました。
Zhang Yongsheng氏によると、ペットを飼う若者が増える傾向にあり、彼らはペットの健康と快適さにより多くの注意を払っています。
同氏は「私たちは顧客に、より環境に優しく、より健康的な製品を提供し、確実に飼い猫の生活の質を向上させるよう努めています」と述べました。
ソース:The Inner Mongolia branch of Xinhua News Agency's News & Information Center