災害時、自分や身近な人がエアコントラブルを経験:5人に1人以上「台風の影響で、エアコンが壊れた」との声も
2024/8/22 11:00
【霧ヶ峰 Times】~霧ヶ峰は、快適な室内環境づくりの情報をお届けします~
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/ 三菱電機 霧ヶ峰PR事務局は9月1日の「防災の日」を前に、エアコンに関する「防災対策」と「災害時の適切な対処方法」を紹介します。
令和に入り毎年「激甚災害」に指定される台風や豪雨が発生するなど※1、災害級の雨が増えています。
また、9月は日本において台風の上陸数が多くなる傾向にあり※2、災害に対する備えが非常に重要です。
こうした背景を踏まえ当事務局が全国の男女600名に対して実施した調査によると、地震や台風などで、自分や身内・友人がエアコンのトラブルに見舞われたことがある人は5人に1人以上いるにもかかわらず、「エアコンに関する防災対策・災害時の扱い方」について理解している人が少ないことがわかりました。
※1 内閣府「過去5年の激甚災害の指定状況一覧」
https://www.bousai.go.jp/taisaku/gekijinhukko/list.html※2 気象庁「台風の発生、接近、上陸、経路」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-4.html【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O1-Vf7OAtpx】
地震や台風などで、自分や身内・友人がエアコンのトラブルに見舞われたことがある人は5人に1人以上!「室外機が倒れた」「停電で、エアコンが停止したときの対処方法がわからず困った」との声も。
当事務局が行った調査では、エアコンの防災対策をしていない/考えたことがないと回答した人は56.8%と半数以上となりました(グラフ1)。
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O10-28CUqH3s】
一方で、「地震や台風などで、ご自身もしくは身内や友人がエアコンのトラブルに見舞われたことがある」と回答した方は21.3%となり(グラフ2)、具体的にどのようなトラブルに見舞われたか質問したところ「室外機が倒れた」「停電で、エアコンが停止したときの対処方法がわからず困った」「室内機から水が漏れた、可動パネルが閉じなくなった」などの回答がありました(表1)。
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O25-O7U54xz5】
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O4-f4m3mhtv】
また、エアコンの防災対策をしていない理由を質問したところ、66.9%の方が「どんな対策をすればよいのかわからないから」と回答しました(グラフ3)。加えて、「台風や地震によるエアコントラブルに見舞われた際の正しい対処方法」については「知らない・分からない」と回答した方が75.5%にのぼりました(グラフ4)。
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O24-ruU969dk】
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O23-ft61lUhJ】
以上から、災害によりエアコントラブルに見舞われたことがある方は一定数いるにもかかわらず、エアコンの防災対策を実施している人は少なく、防災対策と災害時の対処方法への理解度もそれほど高くないことが分かりました。そこで、調査結果と昨今の災害発生状況を受け、三菱電機エアコンのプロから、エアコンに関する「防災対策」と「災害時の適切な対処方法」を紹介します。
三菱電機が教える、もしもの災害に備えて知っておきたい
「エアコン」の”防災対策”&”災害時の適切な対処方法”
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O14-k4o7p04K】
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O26-C0oVGnMT】
<三菱電機が実施している耐久試験について 「耐久試験で性能を鍛える」>
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/kirigamine-quality/japan/【災害前の備え編】もしもの災害に備えて、平時にやっておきたい
「エアコンの防災対策」
エアコンを新しく設置する際や移設を行う際は、必ず専門業者に依頼しましょう。ご自身で据付工事をした際に不備があると、水漏れ・感電・火災・室内機の落下によるケガの原因となります。エアコン設置を依頼する際、防災の観点から専門業者に相談できるポイントをご紹介します。
エアコン設置時~これから新しくエアコンを設置する人向け~
「室外機」
①室外機の置台には,丈夫で耐荷重性に優れたものを使用する
特に、強風が吹く場所に室外機を設置する際は、丈夫で、耐荷重性に優れたコンクリート製の重い置台を使うことをおすすめします。また、地震による転倒を避けるため、コンクリートの基礎に室外機をアンカー固定する方法もおすすめです。
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O12-7ZyfNylc】
②設置場所に応じて適切な「室外機用架台」を使用する
浸水の懸念がある場所(水がたまりやすい場所)に設置せざるを得ない場合や壁面、屋根に設置する場合は、専用の架台を使用しましょう。
③万が一室外機が倒れた場合に、避難の妨げになるような場所への設置は避ける
被災時、室外機が邪魔となり避難の妨げとなってしまうのを回避するために、避難経路となる可能性のある通路(特に狭い通路)に設置することは避けましょう。
エアコン設置後~既に設置済みのエアコンがある人向け~
「室内機」
①室内機の下には水に濡れたら困る物は置かないようにする
室内機は据付板を通じて壁と固定されるように設置されているため、基本的に室内機の落下を心配する必要はありません。しかし、大きな地震の場合、室内機の傾きや振動で、通常はドレンホース*を通じて室外に排出されるはずのドレン水*が落ちてくる可能性があります。そのため、室内機の下に、水に濡れたら困るものは置かないことをおすすめします。
*ドレンホース:室内機の内部に発生した結露を取り除くため、室内機から屋外の室外機に通じている細いホースのこと。
*ドレン水:室内機で空気を冷やす際に出た排水のことで、ドレンホースで外へ排出する必要がある水のこと。
「室外機」
①転倒防止金具の使用
室外機を置台に固定する方法や、家の壁面と室外機を固定する方法などがあり、専門業者に依頼すれば、状況や要望に応じて施工してくれます。
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O8-2HWe2563】
②悪天候時、一時的に室外機カバーを使用する際はしっかり固定する
悪天候時に室外機内部へのゴミや雨水等の侵入対策として、ホームセンターなどで販売されている室外機カバーを、一時的につける際はしっかりと固定し、カバー自体が飛ばされたりしないよう十分注意しましょう。
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O17-04PxNq50】
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O2-DVDoa2Kf】
【災害発生時の対処方法編】災害に見舞われた場合の適切な対処方法
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O19-qBkrSN18】
■強風や大雨の時にエアコンはいつも通り使ってOK?
エアコンの室外機は、過酷な環境でも常に安定した能力を発揮できるかどうかを確かめる試験をクリアしているため、基本的にはいつも通り使用しても問題はありません。
■エアコンを利用している最中に停電した場合の正しい対処方法は?
エアコンを利用している最中に停電した場合、特に何もせずそのままにして復旧を待ちましょう。停電復旧後は、エアコンと周囲の安全を確認した後、リモコンで運転操作をしてください。また普段から、各タイマー(入タイマー・切タイマー)を利用している場合は、停電で一旦タイマー設定がリセットされてしまうため、再度設定をし直しましょう。
※エラーを知らせるランプが止まらない場合は、業者に相談しましょう。
※万が一、自然災害によって自宅から避難する場合は電気火災を避けるため、ブレーカーを落としましょう。
【表】
【災害後の対処方法編】災害に見舞われた場合の適切な対処方法
■台風後、室外機の周辺やファンカバー、フィン*にゴミなどが付着している場合は?
室外機の周辺にゴミや葉っぱなどが散乱している場合は、排熱の妨げとなるためきれいに掃除しましょう。ファンカバーやフィンにゴミが付着した場合は、フィンによるケガやフィンを変形させないように気を付けて、やさしく取り除いてください。また、室外機内部にゴミが溜まってしまっている場合や少しでも対処方法に悩んだ場合はご自身で対処せず、業者に依頼しましょう。
*フィン:室外機の裏側についている薄い金属板
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O9-68X04n8k】
■大雨により、室外機が浸水していた場合の正しい対処方法は?
エアコンの使用をやめ、室内機のコンセントを抜くか、ブレーカーを落として業者に相談しましょう。室外機が浸水した場合、漏電や火災につながる可能性があります。また、泥やゴミなどにより不具合が発生する可能性もあるため、ご自身で何とかしようとせずに業者に相談しましょう。
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O3-QHXu73Mn】
■暴風や地震により、室外機が倒れた場合の対処方法は?
絶対に自分で起こさず、お使いのエアコンの販売店へ連絡・相談しましょう。室外機が倒れている状態でのエアコンの使用はやめましょう。一見、正常に運転しているように見えても異常が発生している場合があります。また、倒れたまま使用すると、それが新たな故障の原因になる可能性もあります。
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O7-4x62O0X6】
【表】
■三菱電機はお悩みを解消する情報を発信中。
【画像:
https://kyodonewsprwire.jp/img/202408165019-O22-2x9jHjv6】
三菱電機はエアコンにまつわるよくあるお悩みに耳を傾け、役立つ情報を発信しています。
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/<快適に過ごすためのお役立ち情報一覧>
三菱電機が紹介!エアコンと冷蔵庫の節電OK&NGアクション
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/pdf/240717_1.pdfエアコンの電気代が10%以上悪化してしまっているかも!?その原因とは?
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/pdf/220715.pdf ご家族の熱中症対策に!高齢者にエアコンを活用してもらうための効果的な方法
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/pdf/220701.pdfエアコン使用時の“お悩み別”快眠環境づくり
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/pdf/220726.pdf ■グラフ1~4、表1
・調査対象者:30~50代の男女600名(全国)
・調査方法:インターネット
・調査期間:7/12(金)~7/16(火)