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【東京2022年8月1日PR Newswire=共同通信JBN】
*日本でのボーイングの新しい研究・開発センターは持続可能な航空燃料(SAF)、電気/水素推進、ロボット、デジタル化、複合素材に重点
*経済産業省(METI)との2019年協力協定を延長し、持続可能な技術も対象に
*ボーイングは日本産のSAF利用の商業化、振興、拡大を目指す有志団体「ACT FOR SKY」の最新のメンバーに
ボーイング(Boeing)(NYSE:BA)は新たなBoeing Research and Technology(BR&T)センターの開設により、日本との協力関係を強化する。この施設は持続可能性に重点を置き、新たに延長された日本の経済産業省(METI)との協力協定をサポートする。
ボーイングと経済産業省はこのほど、両者の2019年協力協定の拡大で合意し、今後は気候への影響がゼロとなる航空を促進する持続可能な航空燃料(SAF)や電気と水素によるパワートレーン技術、未来の飛行コンセプトに焦点を当てていく。これは都市における移動性の新たな形を可能にする電気およびハイブリッド・電気推進やバッテリー、複合素材製造の研究に加わるものである。
ボーイングのGreg Hyslopチーフエンジニア兼執行副社長(エンジニアリング・テスト・技術担当)は「ここ日本で当社として最新のグローバル研究・技術センターを開設でき、喜んでいる。新しいセンターは、経済産業省のような素晴らしいパートナーと協力し、持続可能な燃料や電動化におけるボーイング全社に及ぶ取り組みをさらに発展させ、われわれの未来の製品と生産システムの持続可能性向上のために、デジタル化や自動化、高性能航空宇宙用複合素材が交わる部分を探求する」と語った。
BR&T – Japan Research Centerは、すでにボーイングの主要な産業パートナーやサプライヤーの多くが拠点を置いている名古屋に設置される。この施設はオーストラリア、中国、韓国のセンターを含む、この地域でのボーイングの研究・開発展開領域を一段と拡大する。
ボーイングは日本のSAF産業支援に全面的に取り組んでおり、日本で生産されるSAFの利用の商業化や振興、拡大を進めている16社から成る有志団体である「ACT FOR SKY(アクトフォースカイ)」の最新のメンバーとして受け入れられている。これはボーイングの顧客航空会社である全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)や、世界的なエンジニアリング企業の日揮ホールディングス、バイオ燃料メーカーのレボインターナショナルなどによって設立された。
ACT FOR SKYの秋鹿正敬(Masahiro Aika)代表は「ACT FOR SKYはボーイングの参加を歓迎する。ボーイングが日本におけるSAFの商業化、振興、拡大のために他のメンバーと協力して『ACT(行動)』するのを期待している」と語った。
ACT FOR SKYのパートナーとなることに加え、ボーイングにはANAとJALと持続可能な航空について革新を行ってきた長い歴史があり、それには他に先駆けたSAFを燃料とする飛行の開発や、画期的な787ドリームライナーの就航などが含まれている。各社は本日、航空機のカーボンフットプリントを削減するために、協力して電気、ハイブリッド、水素、その他の斬新な推進システムなど、先進的な持続可能技術を研究する協定に調印した。
ボーイングのChris Raymond最高持続可能性責任者は「航空による莫大な社会的恩恵が次の世代にも利用可能であることを保証するため、われわれは引き続き有能なイノベーターやリーダーと連携し、2050年までに炭素排出量をネットゼロにするという業界のコミットメントを支援していかねばならない。ACT FOR SKYに参加し、他のメンバーと協力して、世界で最良の実践を共有し、日本におけるSAFの規模拡大と需要を手伝うことができるのを光栄に思う。またJapan Research Centerを開設し、顧客航空会社のANA、JALとの先進技術に関する協力を拡大し、気候への影響がゼロとなる航空を実現していくことを名誉に思う」と語った。
代表的なグローバル航空宇宙企業としてボーイングは、150カ国以上の顧客に対し、民間航空機や防衛製品、宇宙システムの開発、製造、サービスを行っている。当社は米国トップの輸出企業として、世界のサプライヤー拠点の人材を活用し、経済的機会、持続可能性、社会への影響を前進させている。ボーイングの多様なチームは未来のための革新や、持続可能性を伴った主導のほか、安全、品質、高潔という当社の核となる価値観に基づいた文化の育成に取り組んでいる。ウェブサイトboeing.com/careers(
https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3608768-1&h=1017476981&u=https%3A%2F%2Fboeing.com%2Fcareers&a=boeing.com%2Fcareers )でわれわれのチームに参加し、あなたの目標を見出そう。
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