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航空会社と空港の定時運航競争戻る
2021.06.10  17:16

AsiaNet 90024 (1316)

【ロンドン2021年6月10日PR Newswire=共同通信JBN】
*航空データ企業のシリウムが今月、注目される定時運航率リポート公表を再開。航空部門にとって明るい兆し
*日本航空、ハワイアン航空、レッドウィングス航空、アビアンカ航空は5月にそれぞれアジア太平洋、北米、欧州、中南米で最も定時運航率が高かった航空会社
*東京の羽田空港は世界で最も定時率が高い空港
*世界のトップ20空港は集合的に5月に50万便以上を処理

世界中で航空便が増加しており、航空会社と空港は再び定時運航によって評価されている。航空分析企業のシリウム(Cirium)(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3191518-1&h=3323863474&u=https%3A%2F%2Fwww.cirium.com%2F&a=Cirium )は10日、注目される月1回の定時運航率リポート(On-Time Performance Reports)公表を再開した。

2021年5月、日本航空(JAL)、ハワイアン航空、レッドウィングス航空、アビアンカ航空が各地域の定時到着ランクのトップを占めた。一方、羽田空港(HND、東京国際空港)は最も定時のグローバル空港としてトップの座を獲得した。

シリウムは10年以上、航空業界で最も長期にわたる分析の定時運航率リポートを生み出し、航空会社と空港の定時性に関するインサイトを提供して、国内外、関連部門で同業他社を上回ったところを認定している。リポートは2020年初め、航空便がCOVID-19パンデミックの影響を受けたため、公表休止になっていた。

▽日本航空がAPACのトップ
アジア太平洋(APAC)で5月に定時到着した幹線航空会社トップ5は、JAL(95.19%)、全日本空輸(ANA)(94.60%)、ニュージーランド航空(89.59%)、ガルーダ・インドネシア航空(87.98%)、大韓航空(85.48%)の各社だった。5月の定時航空トップ10のうち、ニュージーランド航空が最大の1万2570便を運航した。

前回、2020年2月のシリウム・マンスリーリポートと比べると、JALは10位から1位にランクを上げた。ANAは5位から伸び、ニュージーランド航空は9位から上昇した。2020年の定時トップ10に入っていた中で、シンガポール航空、キャセイパシフィック航空、エアアジア、セブパシフィック航空、タイ国際航空は下降した。

▽北米ではハワイアン航空がリードしエア・カナダが急伸
ハワイアン航空は月間ベースで最も定時の米航空会社として(定時到着93.22%)、引き続き北米の他社をしのいでトップの座を維持した。2020年2月にトップ10圏外だったエア・カナダは、当時のサウスウエスト航空に代わって2位にランクされた。サウスウエストは9位にランクダウンしたが、ダラスを本拠とする同社はトップ10のうち最大の計8万9297便を運航した。デルタ航空、アラスカ航空、ユナイテッド航空がそれぞれ3位、4位、5位を占めた。

▽レッドウィングス航空が欧州のトップ
欧州のトップ10が大きく変動したのは驚くに当たらず、レッドウィングス航空は5月にトップの座を占めた(定時96.18%)。2020年2月と比べて、ブエリング航空が7位から2位(96.07%)に上昇し、イベリア航空は6位から3位(95.87%)に上がった。アエロフロート・ロシア航空は5位に後退したが、ロシアの航空会社はトップ10中最も多い1万3316便を運航した。トップ10の新入りはKLMオランダ航空(4位)、サンエクスプレス(7位)、スカンジナビア航空(10位)。トップ10から去ったのはLOTポーランド航空、エールフランス、ノルウェー・エアシャトル。

▽中南米でアビアンカ航空が上昇
アビアンカ航空は2020年の9位から今年5月に中南米で最も定時の航空会社(93.69%)に上昇した。アズールブラジル航空(93.53%)とゴル航空(93.52%)がともにトップ10でランクを上げて2位と3位を占めた。

▽羽田が世界の空港の定時率ランキングでトップ
世界の空港ランキングトップ20で、羽田空港(HND)は定時出発96.86%でトップの座を達成した。トップ5には、シェレメチェボ国際空港(SVO)、ミネアポリス=セントポール国際空港(MSP)、デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港(DTW)、フィラデルフィア国際空港(PHL)が続く。

世界の空港トップ20では5月、50万便以上の旅客便を扱った。これは2020年2月に比べてわずか4%の減少で、空港の定時処理は3ポイント上昇した。

シリウムのJeremy Bowen最高経営責任者(CEO)は「フライトが戻ってきて、航空会社と空港の定時運行を再び分析する公平な競技場になっており、業界にとって明るい兆しである。遅延の要因―混雑した空域、誘導路、乗り継ぎ客―は2020年には全く存在しなかったが、2021年から2022年にかけて徐々に戻ってくるだろう」と語った。

「シリウムは最も正確なデータ分析を適用して、定時運航率リポートを開発した。JAL、ハワイアン航空、レッドウィングス、アビアンカが5月の定時運行ランクでそれぞれの地域の1位になったと発表できて喜んでいる。世界の空港部門でトップの座を占めた羽田空港にもお祝いを言いたい」

シリウム定時運航率リポートで分析されたデータは、2000を超えるデータソースからの情報300テラバイト以上を含むザ・シリウム ・コア(The Cirium Core)から得られる。

航空会社と空港のリポート全文閲覧は以下参照:
https://www.cirium.com/studios/reports/on-time-performance/

シリウムは航空会社と空港の定時性に関するマンスリーリポートに加えて、判断基準の年次リポートとアワード、The Cirium On-Time Performance Reviewも出している。

詳しい情報はwww.cirium.com を参照し、LinkedIn(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3191518-1&h=4011746913&u=https%3A%2F%2Fwww.linkedin.com%2Fcompany%2Fcirium%2F&a=LinkedIn )およびTwitter(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3191518-1&h=1338404070&u=https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fcirium&a=Twitter )で最新情報のフォローを。

▽メディア問い合わせ先
シリウム・メディアチーム:
media@cirium.com

航空会社のリポートは地域ごとに「幹線」と「ネットワーク」に分類されており、ここで報告された数字は幹線のみ。

世界全体の航空会社のレビューは最新リポートに含まれていない。シリウムの定時運行は厳格な基準(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3191518-1&h=179908818&u=https%3A%2F%2Fwww.cirium.com%2Fthoughtcloud%2Fdata-measure-airline-punctuality-adds-up%2F&a=stringent+criteria )に基づいており、執筆時点で国際便頻度はなお大幅に低くなっている。この部門が回復するまでには時間がかかる。

▽シリウムについて
シリウム(Cirium)は、世界を動かし続けるために強力なデータと分析をまとめて、数十年にわたる航空部門の経験で構築されたインサイトを提供し、旅行会社、航空機メーカー、空港、航空会社、金融機関などが論理的で情報に基づく決定を下せるようにしている。それは旅行の未来を形作り、収益を伸ばし、顧客体験を増強する。シリウムは、専門家とビジネス顧客に対する情報ベースの分析と意思決定ツールのグローバルプロバイダー、RELX(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3191518-1&h=1053045240&u=https%3A%2F%2Fwww.relx.com%2F&a=RELX%2C )の一翼である。RELX PLCの株式はロンドン、アムステルダム、ニューヨーク各証券取引所に上場されており、証券コードはそれぞれREL、REN、RELXである。

ソース:Cirium