国連難民高等弁務官のフィリッポ・グランディ氏もパネリストとして参加
2020年10月1日
上智大学上智大学では、2020年10月24日(土)に、本学名誉教授で昨年逝去された緒方貞子氏の功績を振り返るメモリアルシンポジウム「多国間主義と人間の尊厳を求めて」をオンラインで開催します。このイベントは、毎年本学で開催される「
上智大学国連Weeks」の企画のひとつとして実施されます。
緒方氏は1980年に本学外国語学部教授、その後、国際関係研究所長、外国語学部長などを経て、女性として初の国連難民高等弁務官に就任するなど、国内外で要職を歴任しました。「人間の安全保障」や「現場主義」の考えのもと、人道支援に尽くし国際的な尊敬を集めた緒方氏は、「5フィート(150cm)の巨人」と称されたことでも知られています。
パネルディスカッションには緒方氏のかつての部下であり、現在の国連難民高等弁務官を務めるフィリッポ・グランディ氏や、国連大学学長や国連事務次長でもあるデイビッド・マローン氏らが参加します。また、緒方氏のことを師と仰ぐ国連事務次長・国連軍縮担当上級代表の中満泉氏からのビデオメッセージも紹介される予定です。
◆シンポジウム概要
【表:
https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M101998/202010015171/_prw_OT1fl_6UrFXIF2.png】
◆参考:上智大学国連Weeksについて
本学では、「国連の活動を通じて世界と私たちの未来を考える」をテーマに、毎年「上智大学国連Weeks」を開催しています。2014年に始まった本企画は、今回で14回目を迎えました。今年度は「
上智大学国連Weeks October 2020」として、10月6日(火)~24日(土)に、全てオンラインイベントとして開催されます。期間中予定されている催しは下記の通りです。各催事の登壇者など、詳細は本学公式ホームページを参照ください。
① 10月6日(火) 19時~20時30分
シンポジウム「グリーン復興のためのライフスタイルを考える~ウィズコロナとSDGs~」 ポストコロナをより持続可能な社会へーSDGs達成に向けたライフスタイルのあり方を考える。
②10月12日(月)21時15分~ 22時45分
シンポジウム国連75周年企画 「グローバル課題の解決に向けたグローバルな行動~感染症、地球温暖化、軍事紛争」 国連75周年プロジェクトのトップであるホスチャイルド国連事務次長が基調講演。感染症、地球温暖化、紛争など、一国では解決できないグローバルな課題に我々がどう向き合うべきか議論する。
③10月16日(金) 18時~19時30分
講演会『国連職員と話そう!』~上智で見つける、国際協力への道 元アジア開発銀行 主席教育専門官の本学廣里恭史教授が自身のキャリアやASEANでの活動について語る。
④10月19日(月)~20日(火) 18時~21時30分
オンラインによるキャリアセッション 「国際機関、国際協力キャリア・ワークショップ」 国際機関や国際協力分野でのグローバルキャリア形成に関する講演のほか、国際機関やNGOで活躍中のゲストが、それぞれの分野のキャリア形成や参加者からの質問に答える。
⑤10月22日(木) 17時~19時
講演会「環境問題と科学技術」 地球が抱える環境問題を理工学の視点から解説するほか、招待講演では、高層湿原再生に向けた取り組みについてマクロとミクロの視点から紹介する。
◆対象、申込方法など
【表:
https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M101998/202010015171/_prw_OT2fl_8D8ryivS.png】