レーダー・カメラブラケット向けの材料選定のヒントに
2021年01月12日
ポリプラスチックス株式会社 ポリプラスチックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:塩飽 俊雄、以下、ポリプラスチックス)は、このほど、「ADAS部品向け材料・技術紹介 ~センサー部品編~」を自社サイトに公開しました。
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https://kyodonewsprwire.jp/img/202011066771-O1-RKzj9Mbn】
▼ポリプラスチックス株式会社公式サイト
https://www.polyplastics-global.com/jp/▼ADAS部品向け材料・技術紹介 ~センサー部品編~
https://www.polyplastics.com/jp/product/lines/pbt_adas2/index.html ■今回の記事公開の意図
自動車業界では、現在大きな変革期を迎えており、Autonomous (自動運転) の実現に向けて、ADAS (Advanced Driver-Assistance Systems; 先進運転支援システム) の部品が増加しています。今年7月の記事「ADAS部品向け材料・技術紹介 ~アクチュエータ部品・通信機器編~」
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https://www.polyplastics.com/jp/product/lines/pbt_adas/index.html)
にてアクチュエータ、通信機器のご紹介をしましたが、今回は続編としてセンサーの中で、レーダーと前方センシングカメラブラケットに注目し、それらの部品に要求される材料特性と、候補材料についてご紹介します。
■レーダー
レーダーとは自動車周辺の対象物との距離や方向を正確に検出するセンサーです。レーダーに使用される材料には電波透過性や電磁波シールド性が要求されます。電波透過性の観点から、レドームにはPBTや吸湿の少ないPPSが候補材となります。また不要な反射波をふさぐため、ブラケットには電磁波シールド性が高い導通・帯電防止の材料が検討されています。
■センシングカメラブラケット
センシングカメラのブラケットはフロントガラスに接着、固定されます。光学的なエリアに散乱光が入らないことが求められるため、不織布を貼付、あるいは金型でのシボ処方が一般的ですが、樹脂にレーザー照射を行う方法で市場品とほぼ同レベルの光沢度を得ることができます。
■今後の展開
ポリプラスチックスはエンジニアリングプラスチックの素材メーカーです。素材メーカーならではの材料技術のみならず、成形・加工技術の開発にも積極的に取り組んでいます。今回ご紹介した材料や技術に加え、成形・加工技術を融合させた幣社の新たな発想を生産者のみなさまにお届けしたいと考えております。今後も弊社の材料情報や設計技術について、引き続き自社サイトに公開していく予定です。
■会社概要
商号 : ポリプラスチックス株式会社
代表者 : 代表取締役 塩飽 俊雄
所在地 : 〒108-8280
東京都港区港南二丁目18番1号 JR品川イーストビル13階
設立 : 1964年5月
事業内容 : 各種ポリマー及びプラスチック等の製造販売
資本金 : 30億円